呉仁館(ごじんかん)

呉羽山からの眺望を満喫

富山市を見渡せる眺望を求め求め呉羽山へと車で移動。

富山市は、天保2年の大火で焼け野原になったのがきっかけで、区画整理がされたらしく中心街でも道が広くて渋滞が少ないのだとか。

また、市政の取り決めで中心街への大型ショッピングモール出店規制などあるそうな。

ナビを頼りに坂道を上っていくと、レトロな洋風建築で”自家焙煎”と書かれたのぼり旗が目に入った。

目の前がビュースポットというこの上ない立地。一度通り過ぎ、「入っておきたい」と直感しUターン。

建物は、さすがに年季が入っているものの、そこに人が住み花木が手入れされている事での息吹を感じる。

ここにラベンダーカラーを用いるセンスが中々素敵。

創業は、1968年。2日前に訪れた古町の山浦珈琲店とほぼ同期。

なんという偶然。

家屋の1階は、会計のカウンターとバーのようなスペースがあり、2階が喫茶スペース。とても、見渡しが良い。

残念ながらストレートは無かった。

どれにしようかと迷っていると、「軽く食べたいならパンセットが良いですよ」との事で注文してみる事に…。

先に運ばれてきたコーヒー。写真の見た目より一回り大きなカップ。

結構たっぷりな量。

香りを嗅ぐと、「ここのコーヒーは美味しいだろう」という安心感。味は、甘みの印象的な柑橘系。

水のおいしい土地だからか雑味も感じない。どこの豆を使っているのかと後から尋ねると、オリジナルブレンドとの事。

しかも、カップが大きめなだけじゃなく、無料で1杯おかわりが出来る。もちろん、作り置きでは無い。

その後、10分位してからフードが到着。言わずもがな、この量である。笑

セットが1,500円(税別)。ちょっとお高めだなと感じたものの、これなら納得。

独占時間も含めると更にお得。

おそらく、ナポリタンのパスタも一番細いヤツ。そう富山で以前行った他のお店でも使っているヤツだ。

その日は、6月中旬で割と涼しく、ほどよく風も吹き、その度にサワサワと木の葉の奏でる天然BGMに店内に流れるオペラ。

眺望の良い窓際席のイスを少しずらし、外の景色を見ながらコーヒーを飲むという贅沢な時間。

2杯目も気がついたら飲み終えている位、その時間を満喫する事が出来た。

会計は、1階にある小さなホテルのフロントのようなカウンター。

そこで、マスターに50周年について尋ねたところから会話が始まり、富山のちょっとした歴史や韓国や函館の関わり、富山と長野の立山連峰を挟んだ陰陽など、普段聞かないような話を色々と知る事が出来た。